ミカンの有機栽培の記録2017年

ミカンの木の栽培日記2017年

ミカンの木を趣味で数品種育てている日記です。このページは2017年の記録です。

2018年1月18日 寿太郎を味見しました

収穫してから3週間ほどが経過した寿太郎を味わいました。部屋に果実を置いておいたらものすごく寒い日が続いて寿太郎の果皮はやや乾燥してしまいました。皮を剥いて果汁を絞り、糖度を測ってみました。寿太郎のはじめて獲れた果実の糖度は8度程度でした。味わってみると既に味ボケしていました。気候が合わないのでもともと皮が硬く、はじめて結実したことや、保存方法がよくなかったのかもしれません。

静岡県のホームページに寿太郎は12月に収穫して貯蔵し、2月~3月に出荷すると書いてあります。慣行栽培ではどうやら収穫7日前までに殺菌剤を散布するようですね・・・。ポリ袋で保湿して低温で高湿度にして保管するという方法もあるようです。なるほどですね。濡れたキッチンペーパーなどにくるんでポリ袋に入れておけば貯蔵できるかな?

寿太郎
寿太郎

2018年1月13日 みかんの木にマシン油乳剤とクプラピットホルテを散布しました

今日は地面が凍るほど寒かったです。みかんの葉にすすがついているのでマシン油乳剤を散布しました。品種不明の木とポンカン、由良早生、石地、スイートスプリング、寿太郎、日南の姫の木に散布しました。クプラピットホルテ(銅水和剤)と展着剤を少量加えることで微生物の繁殖を抑制します。本当はバラ科の果樹だけに銅水和剤を使う予定でしたが銅水和剤は柑橘類への藻類の予防としても使えるし、別々に調合する二度手間を省きたかったので混合して使いました。

由良早生
由良早生

由良早生は北風が嫌いなようで、北側(画面奥側)には枝を伸ばしませんでした。

石地
石地

石地は北風が特に大嫌いなようで、北の面が絶壁になってしまいました。どうしたものか・・・北側に枝を誘引したほうがいいか悩みます。

2017年12月28日 早生みかんの収穫を終えました

早生みかんの収穫(有機栽培)
早生みかん

早生みかんを収穫しました。まだ28個(1個食べた)も実っていました。収穫時に透かし剪定と直上枝、地面に近すぎる枝を切っておきマシン油乳剤を散布しやすいようにしておきいました。本来は温かくなってから切るらしいですが、この木は寒さに強い種類のようなので大丈夫でしょう。

私の地域ではみかんはおいしくないかな?と落胆することもあったけど写真右端の一番小さいみかんを食べてみると、なんと!熊本のみかんのようにじょうのう膜が薄くて甘くておいしかったです!どうやらみかんは小玉に作ることで甘くおいしく皮が薄いおいしいみかんになるようです。

せっかく収穫したみかんですが、ほとんど家族にとられちゃいました。また家族の家族にあげるんだって。老い先短い人が最優先なのは仕方ないか・・・もしも私が犬なら・・・餌の前に手が伸びるとガブッといきそうです(笑)

手元に残ったみかんは大きい順に5個、私が食べる分はありません。既に植え付けた木を大きくして増産しておいしいみかんをたくさん作りたいです。

寿太郎の収穫
寿太郎の収穫

寿太郎の初成りを収穫しました。まだ皮が緑でもたった4個のために網を設置して撤収する苦労を思うと、年内収穫で熟成したほうがよいと判断しました。

寿太郎の旬は1月かららしいので、食味評価を楽しみにしたいと思います。

手に持った印象ではこの地が寒かったのか、果皮が厚いです。

2017年12月3日 由良早生は12月中には減酸しきる

由良早生みかん
由良早生みかん

11月に収穫した由良早生、今年の実りはこの2個だけでした。雑用ばかりが増えて何かと慌ただしく過ごしており今頃になり写真を撮りました。

皮はカラカラに乾いています。皮を何かに利用することも考えましたが精油に光毒性があるとのことで、もうちょっと勉強してからにしようと思います。

由良早生みかん
由良早生みかん

みかんの皮を包丁でむきました。皮がカチカチになっていたので手ではむけませんでした。じょうのう膜が外側の皮と一緒にくっついていたのでみかんの果肉がむき出しになりました。見た目はおいしそうです。

糖度を測定しました。部位によって違いましたが果汁のみを絞って測ると8.5%ありました。

由良早生を食べました。

すっかり減酸しきっており、みかんらしい甘酸っぱい味からやや離れていました。

由良早生はまだ幼木なので本来の風味になっていないのかもしれませんが、南側と東側に家が建っており日当たり悪く風味が乗らないのかもしれません。

早くも厳しい冬将軍が来ましたね。最近の温かい家はいいですね。血管も収縮しないので羨ましいです。今年はプチプチを窓に取り付けてみたものの、部屋の中に吹く冷たい風(隙間風ではなく窓の温度差で風が発生する)は止み、暖房を切るといつも通りに部屋が冷たくなってしまいます。あまり完璧に塞いじゃうと酸素が足りなくなりそうなので、今度は違う断熱方法を考えたいと思います。

2017年11月11日 早生みかんのほとんどを収穫しました

早生温州の収穫
早生温州の収穫

品種はわかりませんが(品種の特徴から宮川早生あたりかな)、みかんを収穫しました。このみかんの旬は11月上中旬あたりではないかと思います。割と酸味が強いのですが、11月18日頃になると酸味が減って来て随分とおいしくなって市販の風味になりました。今年のこのみかんは豊作で品質も良いです。収穫後に鶏糞を与えました。

同時期が旬で現在育成中の由良早生、12月が旬の石地、1月以降が旬の寿太郎、2月〜3月が旬で買ったばかりの森田ネーブル、アオムシに食べられへなへな早生デコポンもありますので、この木はこれ以上大きくしないようにしたいと思います。

大きくなったら直売所に売らないといけなくなるし!高いみかじめ料に対し、みかんの販売だけで利益が得られるとは思えないので・・・。宅配するにも毎回1,500円くらいするので生産量を増やすと負担が大きくなりデメリットしかありません。作れば作るほど赤字になるので農業を商売にしようとは思えません。輸送料や中間搾取が農業で大きな損失を産んでます。委託販売の手数料も高すぎます。せめて5%くらいじゃないと商売として合意できません。私の適当な価値観では委託販売手数料が1割を越えると搾取、2割を越えると悪徳な商人に分類してます。なので、農産物はなるべく畑の一角で直接販売している農家から直接買うようにしてます。

2017年11月6日 早生みかんを収穫しました

早生みかんの木
早生みかんの木(品種不明)

10月の下旬あたりからこの早生みかんの木からみかんを収穫しました。これまで既に20個くらい収穫して味見をしてきました。今日は11個のみかんを収穫しました。

摘果をしないことで、左側(北側)は中玉、右側(南側)は自然に落果したのか大玉になりました。

早生みかんの収穫
本日の収穫

味見をしていくうちに、やや酸っぱいものの、食べられるまで減酸していましたので、この木のみかんの旬は11月上中旬あたりであることがわかります。新しく植えた由良早生(今年は収穫ゼロ)のほうが旬が早いのではないかと思います。

味のほうは、三重県の極早生品種よりも酸っぱいです。

今植えてるミカンは・・・
  1. 日南の姫(年内に植え替え予定)
  2. 由良早生
  3. この写真の木
  4. 石地中生
  5. 寿太郎(年内に植え替え予定)
  6. 謎のみかん(晩生)
の合計六本です。

順調にいけば、10月上旬あたりから4〜5か月くらいみかんを楽しめる計画です。

地元でみかんの栽培というと、昔は気候が違うので柚子しか育てられなかったです。15年くらい前から温暖になって地元でも柑橘類を栽培して成功している人が増えてきました。ご近所でも大きなみかんの木に育てているおうちもあります。

2017年9月3日 ミカンがたわわに実りすぎました

みかんの木

今年は忙しくて果樹の世話は放置してました。ミカンを摘果せずにいたら程よいサイズのミカンがたくさん実っていました。去年は摘果しすぎて大玉の厚いじょうのう膜のみかんばかりになりましたので、サイズは今年のほうが好みです。多分来年は隔年結果が起こり結実0なんてこともあるかもしれません。一応秋の肥料を与えました。

日南の姫 ミカンの木
日南の姫 ミカンの木
(2014年の10月に購入し2017年で栽培3年目)

こちらの写真は日南の姫(ひなのひめ)です。極早生です。早く食べたいです。でもまだ木が小さいです。隣の柿木が大きくなってきて、植え替える必要がありそうです。柑橘類は植え替えると弱るので困りましたね。もう植えてから3年も経つのですから・・・時がたつのは早いですね。

寿太郎 ミカンの木
寿太郎 ミカンの木
(2014年10月購入、2017年で栽培3年目)

寿太郎(じゅたろう)は実がなってました。横に開帳しすぎました。寿太郎も柿の木が迫ってきてこの場所での栽培継続は無理そうなので、植え替えが必要です。早いこと植え替えたい・・・。

2017年5月13日 ミカンに蕾がつきました

既存のみかんと、まだ幼い寿太郎、そしてゆら早生に蕾がつきました。寿太郎は苗木に対し蕾が付き過ぎていたのでほとんど摘蕾しました。日南の姫はまだ弱弱しいというか、当地での耐寒性が寿太郎よりも弱い印象を受けました。ゆら早生も、寿太郎と比べると葉色が薄いので耐寒性は他の品種よりも弱いのではないかと思います。

温州ミカンの蕾
温州ミカンの蕾(前からある豊産種)

2017年1月23日 ミカンの木にさらに積雪

ミカンの木にも雪が積もりました。一時的になら大丈夫でしょう。きっとこんな日はそう何日も続かないはずです。ミカンの産地の和歌山や静岡はこんな風に雪が積もることはないのでしょうね。そういえば、スイートスプリング、収穫しないとさすがにやばいかも。まだ実を付けたまま雪に埋もれてます。

ミカンの木に雪が積もりました

これがあるから冬季のビニールハウス栽培なんて無理なんですよ~。

2017年1月15日 ミカンの木にも雪

畑のミカンの様子です。ミカンの苗木は6本所有しています。きょうはそのうちの5本の様子を紹介したいと思います。だいたい1本から10kg採れるといわれてますが、木の状態によって収穫量はさまざまですので成りすぎを心配する必要はありません。もしも余ったら道の駅にでも売ろうと思います。

ミカンの木
この木は品種不明で一番の稼ぎ頭です。糖度はかなり高く作れても酸味とのバランスやじょうのう膜の厚みでおいしいとは言い難い出来映えです。やけに甘くなったのは肥料のせいかもしれません。

寿太郎温州ミカンの木の様子
これは静岡県原産の寿太郎という種類です。おいしいらしいので期待しています。寒さにも耐えられるようで今のところ信頼しています。こうしてみると主枝が2本しかないので、当面は少量生産になりそうです。

日南の姫ミカンの木の様子
極早生の日南の姫の様子です。なぜか防寒着が被せられています。あまり期待はしていませんけど小粒だったらいいなぁと思います。

石地ミカンやスイートスプリングの木
石地温州ミカン、由良早生、スイートスプリングの様子です。由良早生は思ったよりおいしくなくて、作り方が悪いのか味はイマイチでした。

今回気が付いたのは早生品種でもしばらく木に残しておくと中生とあまり変わりがないような気がしました。気のせいかもしれないけど。晩生は早く採ったら酸っぱすぎました。

ヒヨドリが食べかけたミカンを数個木に残しておきました。ヒヨドリは一度に1玉食べるのではなく1か月くらいかけてミカンを残しつつ、少しずつ食べまわっているようです。既に庭木や畑の赤い木の実は食べ尽くされてしまいました。これから何を食べて冬を乗り切るのか不思議です。

ミカンは育て方や産地によって味が変わるみたいなので、まだ勉強が必要なようです。

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