カボチャ ジェジェJの無農薬栽培日記 2019年 たくさん収穫できて大満足!

カボチャ ジェジェJの栽培日記

カボチャ ジェジェJの種子袋

なんとかして晩生のカボチャを育てたいと思い、今年は「ジェジェJ」の栽培に挑戦してみることになりました。

一昨年は「ほっとけ栗たん」を栽培していましたが、腐れが早くて実用的ではありませんでした。

結論から言うと、ジェジェJを栽培してよかったと思います。栽培した様子は次の通りになります

目次


調理と食味評価


カボチャ ジェジェJの収穫と食味評価
カボチャ ジェジェJの収穫直後の断面

この日、採れたてのジェジェJを切って調理してみました。採れたては果肉が軟らかく、大玉でも切りやすいです。手首に力を入れて体重をかける必要があるのでお年寄りにはちょっとしんどいかもしれません。収穫直後の果肉はとても柔らかくて切りやすく、皮を切るのにちょっと力がいるかなといった感じです。

カボチャ ジェジェJの収穫と食味評価 煮物調理
カボチャ ジェジェJの煮物調理

ジェジェJを砂糖と醤油、昆布だしと味醂少々で煮てみました。

カボチャは貯蔵すると風味が変わるので、今回は収穫直後の食味評価ということになります。

このジェジェJは「とてもホクホク」しています。ほっこり系です。好きは人は好きだと思います。甘味はまだ熟成が進んでいないので、ありません。低温で貯蔵し続けると甘くなるかもしれませんね。家族は「おいしい」と大満足していましたよ。

砂糖をたくさん入れたはずなんですがね・・・味がまだ浸みていないのかもしれません。甘味がちょっと薄かったです。

収獲

ジェジェJの総収穫量は種子半袋に対し、66.7kgものカボチャが採れました!!!いくつか腐らせてしまいましたし、食べきれないので人にあげたり、地元の直売所で二束三文で売ることになりました。労力や諸経費に対し、あの値段ではもう農業なんてやってられないレベルです。なんだかバカバカしいなぁ。

2019年10月上旬 ジェジェJの収穫、撤収(3回目)

カボチャ ジェジェJの収穫
カボチャ ジェジェJの収穫(3回目)

最後のカボチャのジェジェJを収穫しました。3回目は小さめの玉、傷のある玉が多かったです。

  • 9月14日 1.5kg
  • 9月23日 9.7kg
  • 9月29日 14.2kg
  • 合計 25.4kg

2019年8月15日 ジェジェJの総収穫量(1回目)

この日までにカボチャのジェジェJは種子半袋につき18個収穫でき、裂果した1個を除く、17個の総収穫量は41.3kgとなりました。1果あたりの平均重量は2.4kgです。まだ畑にちらほらと子づるに実ったカボチャが残っています。

具体的に1個重がどうだったかというと、次の通りです。

41.3kg(7月17日 3kg, 7月25日 3.3kg 1.8kg, 7月27日 2.5kg 2.5kg 2.0kg, 7月28日 2.8kg 3kg 2.5kg, 8月2日 2kg 1.7kg 2.5kg, 8月3日 2kg1.8kg, 8月10日 2.3kg)裂果3kg除く

2019年8月3日 ジェジェJの今日までの収穫量

カボチャ ジェジェJの収穫
カボチャ ジェジェJの収穫

今日までに収獲したカボチャジェジェJです。写真のもので13個、今朝また一つ裂果したものを採ったので合計14個です。

種子は半分残してありますので、全部種まきしなくて本当によかったと思います。残りの種子は、また来年種まきしてみようかと思います。もしもすべての種子を使った場合は30個くらい採れるんじゃないかと思います。

ちなみに一度も追肥していません。マルチをしたら追肥できなくなりました。追肥しないことで貯蔵性の高まりを期待したいと思います!

カボチャジェジェJの最大果は4.5kgありました。ほとんどが中玉~大玉です。

直売所での販売でも見劣りしないサイズです。

むしろ大果は消費者に敬遠されるかもしれませんから、青果コーナーでの切り売りに適しているかもしれませんね。

感想ですが、ただの炭酸であるハーモメイト水溶剤を農薬にカウントしないとすれば、半袋の種子で、しかも無農薬の状態でこれだけ収穫できたので大満足です。

栽培

新しい日付から過去に向かって順番に記録しています。

2019年9月23日 ジェジェJの2回目を収穫

畑に行ってみると、またカボチャの苗が枯れて来て実が転がっていました。夏と比べるとやや小ぶりの実をいくつか収穫しました。いったいどんな仕組みで二度目のカボチャが採れるのかわかりませんが、またカボチャがたくさん採れて困ったものです。7月の終わりに収穫したジェジェJは1晩で急に白いカビが茎の近くに生えました。すぐに調理をしたので、カビが生えたのは少しだけで済みましたが、ジェジェJの貯蔵期間は約2か月だということを身をもって理解しました。でも、このジェジェJ、煮物にすると、本当においしいです。

2019年8月31日 ジェジェJの樹勢が復活!

カボチャ ジェジェJの栽培
夏の終わり頃に、台風や曇天などで一時涼しくなった日が続きました。気が付いたら、うどん粉病で枯れたと思っていたカボチャのジェジェJに新しい葉が生えて来て茂みが復活していました。果実もいくつかつけていて、まさか二度目の収穫のピークが来るとは思ってもいませんでした!!!既にたくさん収穫していますので、もう食べきれない!冬至(とうじ)カボチャにジェジェJの第二段が使えることは嬉しいけれど・・・もう家庭で消費する以上の実が採れてしまい、毎日おなかいっぱいです。ビタミンAも豊富に摂取できるので、この秋は栄養たっぷりの食生活になっています!

2019年8月3日 ジェジェJのほとんどを収穫

カボチャ ジェジェJを栽培している畑の様子
カボチャ ジェジェJの栽培風景

ジェジェJは梅雨によりうどんこ病が発生してどうにもならなくなりました。ハーモメイト水溶剤(炭酸水素ナトリウム)を一回散布しましたが、まったくもって効果がありませんでした。おそらくカリグリーンであっても同様だろうと思います。

7月の下旬あたりから、ジェジェJを順次収穫していきました。なぜならこのようにうどんこ病により葉がダメになってしまったら、日焼けしてさらに果実がダメになってしまうからです。

ジェジェJの開花時期は6月の上旬ですので、収穫までの日数は筆者の場合、70日放置していたことになります。

カボチャの収穫目安は軸の付け根に横方向に網が張ることらしいですが、日焼けのおそれが出て来たのでそこまで待っていられませんでした。

2019年7月13日 うどんこ病で中心の茂みが枯れはじめる

先週の時点でジェジェJはうどんこ病で真っ白になっていました。この日、ジェジェJを見に行くと、茂みが減って、枯れつつありました。

有機JASのハーモメイト水和剤やカリグリーンはうどんこ病に効きませんね・・・。

2019年7月7日 ハーモメイト水和剤(炭酸水素ナトリウム)を散布

効かないとわかっていても、うどんこ病になってしまったジェジェJにハーモメイト水和剤を散布しました。

既に大きなジェジェJの実がいくつか転がっており、茎のところにヒビが入っています。

2019年6月22日 カボチャジェジェJの結実

カボチャ ジェジェJ
カボチャ ジェジェJの結実

ジェジェジェといえば、復興とか、女優さんとか、そういうものを連想しますけど、宮城県の品種といってもピンと来る人は少ないのではないかと思います。

ジェジェJは、個人的にほっとけ栗たんよりは雌花が多く、育てやすい品種であるように思います。

カボチャ ジェジェJの畑の様子
カボチャ ジェジェJの畑の様子

ジェジェJが大きく育ち、茂みになりました。そろそろ追肥が必要なんじゃないかと思います。

2019年6月9日 カボチャジェジェJの開花

カボチャ ジェジェJ
カボチャ ジェジェJ

畑に行ってみると、カボチャのジェジェJが、先週よりも巨大になり、開花していました!そして茎が伸び始めていました。生育旺盛で生き生きとしています!追肥をしたいけど・・・シートがあるので、できませんでした。

カボチャ ジェジェJの雌花
カボチャ ジェジェJの雌花

9時過ぎに行ったので、雌花はとっくに萎んでいました。雌花は子房が膨らんでいます。この実は50日後に収穫と説明にありますので6月9日の50日後といえば・・・何日なんでしょうね!?7月29日です!!!順調にいけば、お盆には頂けそうな感じです!

カボチャ ジェジェJの雄花
カボチャ ジェジェJの雄花

ジェジェJの雄花です。雄花は9時を過ぎても咲いていました。両性花とはいえ、雄はしぶといですね。雌花が店じまいをして子育てに入った後でも機会を伺っています。どの生き物も、雄というのはそういう生き物なのでしょう。

2019年6月2日 ジェジェJが急に大きくなりました

先週と比べてジェジェJがとても大きくなりました。今の植え付け間隔で本当に大丈夫でしょうか?今更植え替えることもできないし。

2019年5月5日 カボチャのジェジェJを畑に定植しました

カボチャのジェジェJを5苗、畑に植えました。8粒種まきをして5粒しか発芽しなかったことになります。

2019年3月31日 カボチャのジェジェJを種まきしました

カボチャのジェジェJを8粒、種まきしました。
カボチャの種子「ジェジェJ」は通販で買いました。

ジェジェJの育て方

カボチャ ジェジェJの育て方

ジェジェJのパッケージです。まだ種子が少し残っています。いつもは捨ててしまうはずの袋がまだありましたので、説明をよく読んでみたいと思います。

特徴

  • 株元10節くらいまで短節間性で、摘芯・誘引・整枝が省力化できます。 
  • 果実は2kg程度の大玉で、密植栽培すると収量性が高くなります。 
  • 果実は黒緑皮色で平玉形、比較的貯蔵性があります。 
  • 果肉は濃黄色で厚く、粉質・乾物率高く、食感の良い美味しい品種です。

栽培のポイント

苗づくりと畑の肥料

  1. 発芽まで適温の28度を保ち発芽を促します。
  2. 黒丸ポットで育苗し、本葉3枚で定植します。露地栽培では72穴のセルトレイで育苗して本葉1枚で定植するのも省力です。
  3. 施肥(畑10アール当たり)元肥は化成肥料を成分量で窒素8~10kg、リン酸10~12kg、カリ10kg位。(緩効性肥料を畔部分に散布混和)

植え付け【3つの方法】

  1. 密植栽培
    1. 畔幅2m株間40cm(1条)
    2. 畔幅3m株間50cm2条チドリ
  2. 通常の栽培方法(慣行)
    1. 畔幅3m株間40cm
※ 本品種は親蔓1本仕立てとし、2~3本仕立て等をしないでください。

管理・収穫

  1. 蔓の誘引・整枝・摘芯
    1. 密植栽培であれば、蔓の誘引・整枝・摘芯を行わず放任栽培ができます。通常の栽培方法であれば株元の強めの子蔓3~4本を摘除し、それ以外の小蔓は整枝しません。
  2. 収穫
    1. 完熟果としては開花後50日が収穫適期です。果実の果梗のコルク化程度だけで判断しないでください。

カボチャは品種ごとに特徴が違うので、興味を持って栽培するようになりました。

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