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ほっとけ栗たん
カボチャのほっとけ栗たんの栽培日記です。忘れないように栽培方法をメモしておきました。ほっとけ栗たんを密植栽培にすると蔓の誘引・整枝・摘芯を行う必要がなく放任栽培が可能です。そういうことで、いつも放任栽培の私は迷うことなくこの品種のカボチャの種を育てることに決めました。
目次
栽培記録
ほっとけ栗たんの栽培日記です。種まき(2018年2月27日)
気温が14度に達しましたので、ほっとけ栗たんというカボチャの種まきをしました。カタログの説明によると28度を維持とありますが、大丈夫でしょう。
カボチャ-ほっとけ栗たんの種まき
ほっとけ栗たんの種子は青い色でコーティングされており、約20粒ありました。
種子の生産地は秋田県で、数量は18粒、有効期限は発芽率検査月より1か年。発芽率は2017年10月の検査日にて80%以上。塩基性塩化銅と食酢に浸漬各1回。株式会社渡辺採種場。PVP、TC2A/17187号。540円(税込)。
こうやってどこかにメモっておかないと袋を紛失してしまいます。
種子の生産地は秋田県で、数量は18粒、有効期限は発芽率検査月より1か年。発芽率は2017年10月の検査日にて80%以上。塩基性塩化銅と食酢に浸漬各1回。株式会社渡辺採種場。PVP、TC2A/17187号。540円(税込)。
こうやってどこかにメモっておかないと袋を紛失してしまいます。
種まき後はビニール袋で温めて保温しておきました。
去年飛騨かぼちゃの種子を買ったら5粒しか入ってなかったので、それよりはお得で収量も見込めそうです。
ほっとけ栗たんの種子袋
ほっとけ栗たんの説明書
ほっとけ栗たんの育て方が書かれていました。
発芽(2018年3月17日)
今週は5月並みの気温が一度あって、再び冬型に戻ったのですが、カボチャの「ほっとけ栗たん」が発芽していました。
定植(2018年4月22日)
開花(2018年5月20日)
カボチャのほっとけ栗たんの花が咲いていました。雌花が多めで、雄花もありましたので受粉してみました。ウリハムシが葉を食害しています。蔓が伸びる気配はありません。
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カボチャほっとけ栗たん
カボチャほっとけ栗たんの雄花
これが、雄花です。思ったよりも雄蕊が小さかったです。雄蕊(おしべ)を指でつまんでみると、花粉が取れました。
これが雌花です。午前中ですが、もう花がしぼんでいました。それに比べ、雄花の開花は長い!
カボチャほっとけ栗たんの雌花
これが雌花です。午前中ですが、もう花がしぼんでいました。それに比べ、雄花の開花は長い!
結実(2018年6月17日)
肥大
2018年6月24日
ほっとけ栗たんがもう大きくなって緑が濃くなってきました。2018年7月1日 追肥と有機JAS用の農薬散布
カボチャほっとけ栗たんが大きくなっていました。1株につき1果の実りです。ですがうどんこ病になっていましたので「ハーモメイト水和剤(炭酸水素ナトリウム)」を散布してみました。来週も散布しようと思います。炭酸水素ナトリウムなので人体への害はないと思います。詳しいことはわかりませんが、土壌の酸度を調節して白カビ(うごんこ病)が生じにくいようになる作用機序ではないかと思ってます。
わからないのが収穫時期です。計算すると7月下旬頃の収穫になるのですが、この写真を見てみると、かなり大きくなっていることがわかります。ラベルを付けておいたほうがよかったのかもしれませんが、途中で落果してしまうものも少なくありませんでしたので目印を付けづらい。
わからないのが収穫時期です。計算すると7月下旬頃の収穫になるのですが、この写真を見てみると、かなり大きくなっていることがわかります。ラベルを付けておいたほうがよかったのかもしれませんが、途中で落果してしまうものも少なくありませんでしたので目印を付けづらい。
カボチャ ほっとけ栗たん
カボチャ ほっとけ栗たんの畑
収穫
2018年7月8日 ほっとけ栗たんを3個初収穫
もうカボチャの開花時期なんてまったく覚えてませんが、実と繋がっているところの茎が一部コルク化の兆しがありましたので3個ほど収穫してきました。畑には4個くらい残ってますが、後は白カビといいますか、うどんこ病でもう枯れかけ寸前のものもあって、ほっとけ栗たんの密植栽培は無理だったと反省しています。実りがないまま枯れそうな苗もあって、うどんこ病に弱い品種であることがわかりました。一緒に植えてたズッキーニはうどんこ病にかかりながらも葉は青々としており、腹が立ったので(というより気温が上がったので)生意気にも元気なズッキーニを引き抜いて処分してしまいました。先週散布したハーモメイト水溶剤、ものすごい豪雨が来たせいか、全然効いてなかったよ!
ほっとけ栗たん、モトがとれたかどうかというと、網代を入れると黒字とはいえないかもしれません。やっぱり株間は離したほうがいいと思います。1株から3個実っているものは実はこぶりながらも食べられないことはなさそうで、1株から2個実っているものは1個腐ってしまい、結局1株1個の割合が多く、半分ほどの株は結実0でうどんこ病により枯れかかっています。ほっといてもいくつか実りましたが受粉は必要だと思いました。農業でするにしても1株1玉が限界なんじゃないかな・・・密植栽培の場合。
何となくこのままでは悔しいのでもう一度育ててみたいなぁ。
2018年7月16日 ほっとけ栗たんをほとんど収穫
葉も枯れつつあって、腐ったカボチャもあったので、ほっとけ栗たんをほとんど収穫しました。大3個(2kg程度、最大2090g、最小1990g)、中4個、小3個程度の割合です。ちょっと焼けてしいまったものもありました。心配なのは貯蔵性です。今はまだ7月中旬ですが、既に気温38℃の猛暑を経験して九州より暑いです!!!せっかく収穫したのに腐らせてしまってはもったいない!どうしたものか、栽培したけど、困りました。種子の代金は回収できたように思います。マルチや網の代金も含めると、完全黒字化は難しい感じです。
カボチャ ほっとけ栗たん
キュアリング
2018年7月15日 室内にて夜中にカボチャから爆音がする
クーラーで少々涼しいので寝ていた部屋にカボチャを置いていたら、夜中に「キュルキュルキュルキュル~!」という謎の爆音がして目が覚めました。一晩中カボチャがキュルキュルと音が鳴っていたので、眠れないから玄関ホールにカボチャを追い払いました。
2018年7月16日 軒下でカボチャを乾かす
翌日、小さなカボチャ1個から泡と臭い汁が出ていたので、残ったカボチャのボディを洗いなおして軒下で収穫カゴを逆にして新聞紙を乗せてカボチャを乾かすことにしました。連日36℃の猛暑なのでカボチャが腐らないかとっても心配です!!!
ほっとけ栗たんを調理しました!
収穫後1週間~2週間後の7月の末にカボチャのほっとけ栗たんを調理しました。普通の煮物にして食べたところ、味がよく染みておいしかったです。煮ると柔らかくなります!とってもおいしくて大満足!今度はジェジェJと一緒に育ててみたいな!ほっとけ栗たんは収穫が早いので晩生や白皮のカボチャも並行して育てたほうがより長くカボチャ栽培を楽しめると思います
育て方
ほっとけ栗たん(TC2A)
発芽適温
- 28~30度
生育適温
- 17~20度
特性
- 株元10節位まで短節間性で、摘芯・誘引・整枝が省力化できます。
- 果実は株元近くに着果し易く、1.8~2.0kgの大玉で、収穫性高いです。
- 果実は高粉質で甘みがあり、ホクホクと美味しいです。
- 果肉色が濃い黄色で厚く、乾物率も高く、青果用・加工用に適しています。
栽培のポイント
苗づくりと畑の肥料
- 発芽まで適温の28度を保ち発芽を促進します。
- 黒丸ポットで育苗し、本葉3枚で定食します。
- 露地栽培では72穴セルトレイで育苗して本葉1枚で定植するのも省力です。
- 施肥(畑10アールあたり)堆肥1~2トン、苦土石灰150kg位、元肥は化成肥料を成分量で窒素8~10kg、リンサン10~12kg、カリ10kg位。(緩効性肥料を畔部分に散布混和)
植え付け
植え付け【3つの方法】
密植栽培
- 畔幅2m株間40cm(1条)
- 畔幅3m株間50cm2条植え
通常の栽植方法、慣行
- 畔幅3m株間40cm
管理・収穫
蔓の誘引・整枝・摘芯
密植栽培であれば、蔓の誘引・整枝・摘芯を行わず放任栽培ができます。通常の栽培方法であれば株元の強めの子蔓3~4本を摘除し、それ以外の子蔓は整枝しません。
収穫
完熟果としては開花後50日が収穫適期です。果実の果梗のコルク化程度だけで判断しないでください。関連記事
カボチャ「ほっとけ栗たん」の収穫後の品質に満足できなかったので、次の年に「ジェジェJ」と「雪化粧」を育ててみました。