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グラウンドペチカ(デストロイヤー)
普段はカラフルイモの栽培を避けていたのですが、2018年は種芋と収穫したジャガイモの重量を計算することができましたので栽培の様子をお伝えしたいと思います。結論を先に述べるとグラウンドペチカ(デストロイヤー)はとても豊産性のジャガイモでそうか病に対し耐病性があるといえました(筆者の畑の場合)。概要
グラウンドペチカ(デストロイヤー)は長崎県の俵正彦により登録された登録番号7893号の品種です。育成権は2006年に消滅しています。品種登録の有効期限は2020年までです。レッドムーンの変異株で耐湿性は強く上いも重は多、上いも数は中、貯蔵性は良、休眠期間は中、肉質はやや粉で肉色は黄色、皮は赤色と紫のまだら色のジャガイモです。
植え付け
2018年3月4日にグラウンドペチカ(デストロイヤー)を植え付けました。深く植えました。種芋は1kg用いました。冬は大雪で厳しかったものの、今春はさまざまな植物の生育がおおむね二週間程度早かった年でした。植え付け時にバーク堆肥を少量混ぜました。
生育
順調に育ち、2本程度に間引いて途中で追肥と土寄せを行いました。元肥には鶏糞、追肥にはアミノエースを使いました。
グランドペチカの栽培(写真左の紫色の二列)
インカのめざめ(写真右の一列)と比べても樹勢は良いです。
収穫
2018年7月1日に収穫しました。まだ一週間ほど地上部に余裕がありましたが、天気予報で数日の雨が予想されたため発酵を防ぐために全量収穫しました。収穫量は14,538グラムありました。14.538kgです。1kgの種芋が14.538倍になりました。大芋の量もたいへん多くて満足しています。(※小芋や傷芋の重量は除いています。)
調理
グラウンドペチカを茹でてポテトサラダにしてみました。やや水に溶ける性質があり、皮を剥いて茹でた影響と、きゅうりの水分で少々水っぽくなりました。風味は至って普通でポテトサラダにしたときの風味は男爵と変わりありませんでした。デストロイヤーを調理するときは水分の含みやすさに気を付けたほうがよいと思います。しかし1日ほど日が経つと、とっても甘くなっていました!インカのめざめより甘いかも。