ジャガイモの品種について考える

ジャガイモ十勝こがね

ジャガイモ十勝こがね
今まで、ジャガイモについてはそれほど考えたこともなかったです。
でも全滅することが何度かあって、考えざるを得なくなりました。
2016年の春は10kgの芋を植え付けて、実質の赤字、ほとんど腐敗して非常に落胆しました。
ジャガイモは茎が枯れるまで待つのではなく、晴天のうちに収穫したほうが絶対いいとわかりました。
一週間後にジャガイモの収穫を控えて、5日ほど雨が降りました。
それ以前にSモザイク病様の症状を発症していました。
家庭菜園でのジャガイモの失敗なんて、人生の苦労のうちには入りませんけど、それでもジャガイモの大半を失ったことはショックです。

春作では病気になって収穫に至らなかったシンシア。
同じく春咲くで疫病にかかり雨で腐った十勝こがね。
秋で収穫に至らなかったアンデス。

失敗せずにできる出島(デジマ)。

発芽しやすい男爵とメークイン。

すべては大雨が悪いと思うのですが・・・
残念ながらここ毎年のようにすごく長い雨がジャガイモにとって大事な時期に降り続くので栽培をあきらめるか耐湿性のある品種を探さねばなりません。

ジャガイモ栽培は先の時代であったなら深刻な飢饉をもたらす作物であることを実感しました。
こんなことが昔のアイルランドであったんですね・・・どれほど恐ろしかったことか。

ジャガイモ十勝こがねの肌
ジャガイモ十勝こがねの肌

ジャガイモの肌荒れ
ジャガイモの肌荒れ・・・そうか病。

そうか病の防止にはアルカリ性肥料を撒かないことと、殺菌剤を投入することしか対策がないようです。
あるいはそうか病に耐性のある芋を植えるとか(そんな品種、あるかな?)。

今までは作ることに精一杯で品質までは注意を払っていませんでした。
しかし、以前から家庭菜園でのジャガイモ栽培では売り物のようなきれいな皮がないことが気になっていました。

ちょっと高級なデストロイヤー=グラウンドペチカ。
この品種は耐湿性があるそうです。
青枯病に強い。
西豊よりそうか病に強い。
値段は高くても育ててみる価値はありそうです。
紫系が病気に強いのかな!?
アントシアニンと関係あるのだろうか。

今後の品種についてはジャガイモ博物館で調べてみることにします。

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