鉢植えレモンの有機栽培の記録2015年-2016年

レモンの栽培記録2015年-2016年

残念ながら、2015年と2016年はレモンを収穫することができませんでした。

栽培品種:メイヤーレモンレモン(品種不明)、タヒチライム鉢植え栽培は簡単。
レモンの木とメイヤーレモンとタヒチライムを栽培して4年が経ちました。いっこうにまともにレモンが収穫できずにチビチビと前に漬けたリモンチェッロを味わいつつなんとも寂しい限りです。レモン栽培は簡単そうに思えてミカンより難しかったです。はじめて栽培した時は冬の防寒に全力を尽くして元気に育ったレモンもイセリアカイガラムシという害虫にやられて栽培3年目は危なかったです。2016年には何とかマシン油乳剤に頼りタヒチライムは栽培スペースがなくなり邪魔になったので畑に植えて持ち直しました。果たして来年のレモン栽培はうまくいくのでしょうか?

2016年11月21日 ライム酒を呑む

手作りのブルーベリー酒とライム酒を味見
ミネラルウォーターで薄めたライム酒とブルーベリー酒。味を比較するためにライム酒を冷蔵庫から取り出しました。ライム酒は瓶の蓋を開けた瞬間から強めの香りがただよいました。


2014年の日記を読み返しますと、昨年はライムをホワイトリカーに漬けたと書いてありました。ライム酒の風味は完成当時とほとんど同じで味でした。しかしこちらもお酒としては・・・少し物足りなくて、ジンかウォッカで抽出したほうがよりおいしいのではないかと思いました。ライム酒もまた毎日飲みたいような味ではありませんでした。そして比べてみてわかったのですが、メイヤーレモンのウォッカ漬けのおいしさといったらこれらのお酒とは一線を画しておりました。きっとレモンもホワイトリカーで作ればおいしくなかったのではないかと思います。(私の好みの問題です。)ライムは砂糖なしでウォッカかジンに漬けて風味づけする程度のほうがよいのではないかと思います。甘くしたいなら飲む際にガムシロップを入れたらいいだけなので。でもあの市販のカクテル用に着色されたまずいライム果汁と比べればまったく風味が異なりおいしいです。

2016年11月13日 リモンチェッロを呑む

メイヤーレモン酒とザクロ酒 手作りリキュール
昨年ウォッカに漬けた自家製メイヤーレモン 2年前のザクロ酒(ホワイトリカー使用)

ザクロ酒の最後の一杯です。ザクロは購入したものを1個使いました。入れ物が適当だったのでとっくにアルコールは抜けて単なるザクロシロップになっていました。これは疲れたときによさそうです。ザクロ酒は熟成していますので、味は何の果物の味なのかわからないです。いつか自家製のザクロを収穫し、ドリンクを作ってみたいです。

メイヤーレモン酒はウォッカの瓶に入れて冷蔵庫で保存していましたので1年たった今でもアルコールが入っています。香りも残っていました。大人の味です。でもまろやかになっていました。既にウォッカの味を脳が学習したせいか、食事のお供や食後になかなかよいと思います。さわやかなのでまた作ってみたい気になりました。また飲みたいと思わせる。そしてウォッカでアル中に・・・なるのもわかる気がします。世の中には私と同じことをすでに考えている人がたくさんいらっしゃるようで。ミカンのスピリタス漬け、柚子のスピリタス漬け。(出来上がりの度数は40度~45度を予想)・・・をやってみたいな、と思いましたらどんな出来上がりかインターネットで情報を得ることができました。

さて、ホワイトリカー漬けの果汁入りの果実酒と、果皮のみのチェッロ、どちらがおいしいのだろうと悩ましい楽しみが増えました。しかし考えてみたらスピリタス(やスピリッツ)も飲むときに希釈しますから最終的にはどちらも薄い色で飲むことになりそうです。見た目の美しさと省スペースでは、スピリタス果汁まで漬けられるのは、ホワイトリカー。まったく悩ましいことですね。柑橘類の果皮を漬けるときに考えているのが・・・
煮沸するかどうかです。いったん茹でて乾かしたものを使うか、そのまま適当に入れちゃうか。茹でたほうが苦味成分が水に溶けて苦くないかもしれません。しかしこの苦味成分はイケナイものではなくてイイものらしいので漢方的な効果を期待するなら適当に乾かすか、そのまま漬け込んだほうがよさそうです。ビタミンCも抽出するならフレッシュなうちにアルコールに浸したほうがよいでしょう。間をとってみかんを熱湯に丸ごとくぐらせてキッチンペーパーで水分を取ってしまおうか。温水に溶けやすいビタミンの性質を考えると、やっぱり生のほうがいいのかなぁ。理想は1個丸ごと湯で洗うこと。これなら表面だけ洗えます。(そんな面倒な!)どーする、アタクシ。

無農薬栽培のメリットは果皮も使えるということですね。しかし無農薬と自慢できるのも今年限りです。来年からは有機栽培とでも名乗りましょうか。果実だけ無農薬とでも書きましょうか。来年から一部(ブルーベリー、イチジク、柚子など)が無農薬で、一部(ブドウ、リンゴ、ナシ、柑橘類)は無農薬と言えなくなったわけ。どーーーーしても無農薬では無理な状況というものがありまして、冬を前にどうしたものかと四苦八苦しています。それは柑橘類のカイガラムシ(とアブラムシ)なのです!!!お箸でつまむ程度ではもう抑えきれません。こやつらの影響もあり、今年は鉢植えの柑橘類の果実が実りませんでした。枝ごと枯れることもありました

2016年5月22日 メイヤーレモンに流水でダニを流す

メイヤーレモンだけ柑橘ネットに入れていないので、チョウの卵や赤い色のダニが付いていました。これらを流水で流し、葉の裏にも水をかけました。まだ小さな木ですので害虫にやられると丸坊主に等しいことになります。(蝶々用の実生の木は別に作って置いてあります。こちらは毎年丸坊主になります。)

かんきつ類を観察してますと、花は終わりを迎え、めしべの根もとに緑色の小さな膨らみができていました。これからしばらくは生理落果の時期らしいです。

ライムとシークワーサーについては摘蕾も摘果もしていません。観察した限りでは、その必要がないからです。日向夏の樹勢は旺盛でして、短期間で葉数をもっとも増やした品種といえます。次に旺盛なのが八朔やジャバラやポンカンと晩白柚です。一方で樹勢が強いとされる南津海とデコポンはイマイチ元気がないです。栽培本には木に勢いをつけたいときは強く切り返すとありますが・・・これを切って失敗したら使える枝がなくなるのでとてもそんな勇気はありません。

畑の乾燥地帯に植えてあるみかんと、庭の鉢植えのかんきつ類を比べますと、圧倒的に庭の鉢植えのほうが葉数を増やしています。おそらく水分の違いによるものと思います。畑は強風が吹き木が乾きやすいという環境もありました。3月と4月は畑に水やりしておけばよかったと後悔しています。
メイヤーレモンの実
メイヤーレモンの果実

2016年5月15日 レモンとライムの開花

タヒチライムの開花
タヒチライム栽培2年目。栽培容易なので今年も収穫できたらいいな。ライムをおいしく調理できるレシピがあったら教えてほしいです。タヒチライムは摘蕾しませんでしたので花がこぼれるように咲いています。防虫ネットの奥に置いてしまったので手が届きません。それでも樹勢はよいようです。こちらも風通しをよくするための剪定が必要です。

メイヤーレモンの開花
メイヤーレモン栽培2年目。細身の木の割に実付きのよい品種です。コンパクトで栽培可能ですがいわゆるレモンとは風味が異なりライムの風味が少しします。今年は摘蕾し、花の数を調節しています。5個くらい実ってくれたらいいな!剪定不要の省力樹です(この木の場合)。
レモンの開花
レモン栽培3年目。いわゆる典型的なレモンです。1度も実りがありません。花がすぐぽろぽろ落ちます。気温が足りないのでしょう。寒さとアオムシで丸坊主になった枝に花がついています。丸坊主では摘蕾しても、実りはかなわないかもしれません。もっと温暖な気候を好むようです。

2016年4月9日 レモンの発芽

春になりレモンの木から赤い新芽が出てきました。
レモンの木の新芽
レモン



今年は実るでしょうか。赤い芽と赤い新葉が特徴です。

2015年3月6日


少し調べてみたら、ありました、かんきつ類のエスパリエ。みなさまもお調べになってみてください。lemon espalierでどうぞっもはや盆栽と同じで感動します!

2015年3月1日

下の写真のレモンの木を剪定しました。長い枝を、適当なところで強く切って、枝の分岐(亜主枝の発生)を期待したいと考えています。2本の太くて1メートル以上伸びた長い枝を主枝に設定し、葉が大きくなっている部分で切り(枝の先に行くほど葉が小さくなっていました)、支柱で角度が浅くなるよう誘引しました。

2015年2月末

レモン(品種不明)の様子です。防虫ネットに入れる前に記念撮影です。30cmポットなのに人の背丈ほどあります、ずいぶんと大きくなりました。剪定で、低く抑えようと思います。樹勢の強い品種のようです。

レモンの鉢植え栽培
タヒチライムの様子です。こちらはレモンより耐寒性がありそうです。これから次の冬まで防虫ネットの中に入ります。タヒチライムも樹勢は強いほうだと思います。

タヒチライムの鉢植え栽培

2015年2月21日

袋の上部を大きく破り、防寒を解く前段階にしました。もう少し日蔭の軒下に置いておきます。

2015年1月18日

収穫したレモンの皮で作ったレモンピール
リキュールで余ったレモンとジャバラの皮を、クックパッドの1番にでてくるレモンピールのレシピを参考にレモン・ジャバラピールを作りました。熱いうちに砂糖をまぶしてお皿に移してしまわないと、冷えて飴が固まりなべの底にくっついてなかなか取れませんでした。味は市販のピールと同じかどうかはわかりませんでしたが食感は市販のものと同等になりました。水を交換しながら3回茹でて
砂糖は柑橘6個に対し甜菜糖100gで作りました。

2015年1月11日 リモンチェッロのようなものが完成

収穫したレモンの皮で作ったリモンチェッロ
レモンの皮を取り除き、コーヒーフィルターで越して砂糖200gミネラル水200gで煮たものを入れました。リモンチェッロのような飲み物が完成しました。色が薄いのはスピリタスを使わなかったからです。飲んでみると・・・去年作ったライムリキュールと似たような風味でした。ウォッカのエタノール臭気がきついです。あまりおいしいとは思わなかったので、メイヤーレモンの皮では風味がライムに近いのかもしれません。しばらく熟成させて味が変わったらまたレポートしたいと思います

結論・・・素直にジャムやサラダに利用すればよかった!

2015年1月10日 パンは捏ねが大事~

ちょっとネットでパン作りを調べて、1時間捏ねて作ったら、中身がふわふわになりました。
収穫したレモン酵母で作ったパン
オーブンが狭いのでこんなになってしまいました。計量は目分量で、卵なし、牛乳少し、バターふつう、で焼きました。
収穫したレモン酵母で作ったパン
はじめてふわふわに焼けた気がします。スチーム機能がないので皮はパリパリです。サンドイッチにして食べました。レモン酵母は使い切ってしまいましたのでレモン酵母でパン作りのレポートはここまでにしたいと思います。最初、レモン酵母の上澄み液をとったらそこには酵母がなくて失敗して、次に酵母が沈殿している底のほうを使ったらうまくパン種を作ることがねきました。
結論・・・酵母は沈殿する、天然酵母は酸味がまったくない

以前、ある個人のお店でおばーちゃんが作る天然酵母パンを買ったことがあるのですが、それは酸っぱい白パンでした。たぶんサワー種は使ってないだろうし、雑菌防止にヨーグルトでも入れていたのだろうか!?今思うと謎です・・・おばあちゃん・・・まだ元気かなぁ。

2015年1月7日 レモン酵母でリッチな生地のパンづくり

収穫したレモン酵母で作ったパン
バター少々、水分は卵と牛乳、粉は強力粉と薄力粉のミックス・・・とヨーグルトという条件でレモン酵母でパンを焼きました。素人なので、縦の膨らみがイマイチでうまくいきませんでした。皮はサクサク、中は何となくボソボソして噛むとねっとり。ふんわりにはほど遠い出来栄えでした。まるでホームベーカリーで焼いたパンのような出来栄えでした。原因を分析すると、パン作りの基本であるグルテン膜が張るほどこねていませんでした。古いオーブンレンジなので発酵機能はあってもスチームもでないしオーブンの温度もはじめは190度で15分焼いてから温度が低いことに気が付いて焼き直したので皮はパリパリになりました。いつまでも同じ酵母を培養する技術がないので、レモン酵母の使用は次回で最後にしたいと思います。

2015年1月5日 メイヤーレモンの天然酵母パン

去年の12月に砂糖漬けにした鉢植えのメイヤーレモンの果肉(下の写真のもの)が発酵していました。
収穫したレモンの砂糖漬け
酵母が沈殿していたため、これでパンが作れるのではないかと思い、果肉を取り出して鍋で煮て発酵を止め別容器に入れ、果肉が入っていた瓶に強力粉とミネラルウォーターを入れ、スプーンでこねて数時間置きました。この写真はレモンの酵母によって発酵したパン種です。
収穫したレモンの酵母

収穫したレモン酵母で作ったパン
目分量と手触りで水分量を決め、適当にパンを焼きました(油分なし卵牛乳なしの水と砂糖と塩少しで)。(私はパンを数回ほどしか作った経験がない初心者です) 何とか2倍ほどに膨らんだパンが焼けました。パンの直径は23cmほどの大きさです。
レモンの果実の天然酵母パンの試食をしてみると、中はもっちりふんわりしていました。オーブンヒーターが当たる場所が限られているため、このような見た目となってしまいました。もちもち系でドライイースト臭もしませんでした。
レモンの香りはまったくしませんでした。
 
ヴェルデッロ、ソレント、ビアンケット、リモーネ、ゼノア、グラント、フェンミネッロ、オヴァーレ・ディ・ソッレント(ネットで探したので正確ではない)がある。2013年に2年苗と実付き苗(メイヤー)から栽培開始。Santa Teresa Feminello Lemonはリモンチェッロに用いられる。Yen Ben Lemonはニュージーランドで日本への輸出向けに作られる。結論:メイヤーレモンは超簡単、レモン(品種不明)はやや難、タヒチライムは超簡単主な栄養素:ビタミンC 

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