次郎柿を収穫!太秋と早秋の試食と糖度

うちの次郎柿と太秋と早秋を比べてみました

次郎柿と太秋と早秋
次郎柿と太秋と早秋
家族が早まって次郎柿を収穫したようですので、買ってきた柿と一緒に糖度と食味を比較することにしました。うちの次郎柿はへたにカイガラ虫が繁殖しており白くなってアリが通い詰めており状態は悪いです。次郎柿の収穫時期は、カタログスペックでは確か10月の中旬からだったように思いますので、一週間ほど早く収穫してしまったかもしれません。うちの次郎の柿も、大きさを見ると、なかなか立派なものでした。
柿の早秋と太秋
柿の早秋と太秋

こちらの柿の早秋と太秋は、行きつけの道の駅で買ってきたものです。その日の到着が午後になりましたので、ほとんどの柿が売り切れてまして、イチジクの在庫は0でした。この直売所はかなりの大きさでずらりと何百袋もの柿とイチジクが並んでいたはずですが、それでも一面売り切れとは、お客さまの消費力の高さに驚いています。

運よく、早秋と太秋合わせて40袋くらい残ってましたので、買い求めることができました。早秋は3個入って500円、太秋は5個入って500円でした。太秋と早秋の市販の価格はわかりませんが、買いやすい値段だと思います。ほかにはどんな品種が売られていたのか知る由もありません。

柿の太秋の欠点は、黄緑色が残りますので、熟してないのかな?と消費者に勘違いされやすいことです。直売所にも太秋の誤解を解く説明がありましたが、買いに来た人は太秋には消極的なようでした。太秋ばかりがワゴンに残っているものですから、まずいから売れ残っていると勘違いされそうです。早秋は見た目がかなり大きく、果皮は濃い紅花色でしたので柿らしさとはちょっと違うと思われる可能性もありそうです。

運よく太秋というグルメ柿を手にした喜びは、果樹マニアの方にしかわからないかもしれませんw

富有柿などの晩生の柿の直売はおそらく10月下旬あたりでしょうから、また訪れてみるのもよいでしょう。

柿太秋の重さを測定
柿太秋の重さを測定

柿、太秋の重さを測りました。太秋の重さは222gありました。本日の三種類の柿の中では一番小ぶりです。そして太秋の特徴である条紋(じょうもん、条紋)という、柿がおいしい証拠である筋が入っています。条紋は柿がおいしい証拠でもあります(最近学習しました)。

柿早秋の重さ測定
柿早秋の重さ測定

柿の早秋の重さは、419gとビッグです。驚きの見た目、ジベレリンのおかげでしょうか。私の柿の備忘録(リンク)によると、柿の早秋は、早生で果汁多く肉質やや軟らかいとあります。そして平均242gとありますので、道の駅で早秋の品種名を見たときはおかしいな、とは思ってはいたのです。自然状態でこれだけ大きくなるのでしょうか。そういえば、伊豆と刀根早生という柿も少しだけ売れ残っていました。

次郎柿、前川次郎の重さ測定
次郎柿、前川次郎の重さ測定

我が家の次郎柿の重さを測定しました。前川次郎柿の重さは297gでした。未受精により自然落果でほとんど摘果されましたので、納得の大きさです。

柿太秋の糖度測定
柿太秋の糖度測定

柿の太秋の糖度を測定しました。測定方法は、切り口で果汁のある適当な場所を1箇所だけと、かなりの適当ですので、本来の糖度ではないかもしれません。太秋の糖度は15.2度程度と出ました。

柿早秋の糖度測定
柿早秋の糖度測定

柿の早秋の糖度を測定しました。柿の早秋の糖度はおおむね16度台でした。

次郎柿の糖度測定
次郎柿の糖度測定

早採りした次郎柿の糖度を測定しました。今回はちょっとズルしてオレンジ色になって柔らかくなっている場所を測ってみました。カイガラムシがいなければ、もっと糖度は高くなっていたことでしょう。次郎柿の糖度は15.2度程度と、しかし何度か測定してみると、平均14度台なのではないかと思われました。

次郎柿と早秋と太秋の味の比較
次郎柿と早秋と太秋の皮をむきました。

慣れない包丁さばきで、次郎柿と早秋と太秋の皮をむきました。皮の剥きやすさまでレポートします!一番皮が剥きやすかった柿は太秋でした。切れない包丁でもするすると、剥けました。早秋と次郎柿の皮の剥きやすさは同じくらいで果肉が硬く少々ねっとりして刃を進めにくかったです。早秋は側面に凹凸がありますので、そこで皮が途切れてしまい、皮を剥く総量も一番多くなりました。

三つの柿を食べてみました。

次郎柿・・・少し硬めでしたが、自然な甘さといいますか、おいしかったです。次郎柿は僅かに単為結果するようで、無核でした。

早秋・・・噛み締めた後から甘味がじわりと利いてきて、こくがありました。ということは、中心部のほうがより甘いのかな?うま味があるといいましょうか、そんな感じです。早秋も無核でした。今回食べた柿の中では一番おいしかったです。

太秋・・・これはイチジクで形容するならシュガー系といいますか、ストレートな甘さが伝わってきます。シャキシャキ感は、言われてみれば、シャキシャキするなという程度ですが、皮の剥きやすさのことを考えると、軽快な果肉なのでしょう。三つの中で最も甘さがストレートに伝わってきました。しかしこの風味、どこかで食べたような記憶が・・・。甘さ際立つ以外はどこかで食べたな、という感じがします。種子が2個くらい入ってました。本来のスペックじゃないのか絶賛するほどではないと感じました。

すぐにおなかがいっぱいになりました。

昨日あたりから、急に寒くなってきたので、毛布やシーツを暖かいものに交換して電気カーペットなども出してきました。それまでは半袖でも大丈夫だったのに・・・。この時期は雑草の花粉や風が巻き上げる粉塵で空気の中身も変わったり、体調も変わりますのでみなさんもお大事に。

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