鉢植え桃、川中島白桃とイチジクのロードスの収穫とコンポートづくり

桃の川中島白桃とイチジクのロードスを収穫!

有機栽培の桃の川中島白桃と無農薬イチジクのロードス

植木鉢で育てていた桃の川中島白桃とイチジクのロードスを収穫しました。川中島白桃は雨が降るとのことで軒下に2日ほど収納していたのですが、見に行った時には完熟を過ぎており、袋の中で落果していたものもありました。この日、収穫した桃の川中島白桃は全部で3個で、これがすべてでした。これで、今年の桃の収穫は終了となりました。果実袋の中に落果していた桃にはアリが行列を組んでちょうど先ほど集まりはじめたばかりで、この桃をどうするか話し合っているかのようでした。ギリギリセーフ!まだアリは仲間を呼び集めている段階で仕事はしておらず、果実の中には侵入していませんでした。鉢植えの桃からおいしそうな匂いがただ寄っていました。アリの嗅覚は大したものです。

ただちょっと気になったこともあります。桃の果実袋は、この150g程度の桃の大きさで目いっぱいのサイズでした。本当ならば除袋してからさらなる肥大という成長を見せるのかもしれませんが…殺虫剤なしでの栽培となると除袋は不可能です。市販の桃用の果実袋よりもリンゴ用の果実袋が私の栽培方法には合っているのかもしれません。

桃を果実袋に入れると収穫期が分からないので困ったものです。手探りで確かめてみるも、触ったところから傷んでいるような気がしまして、桃の収穫時期の見極めは外見からは困難でした。桃は収穫期が来たら硬いものをもぎ取って、部屋で(日照時間を短くして)追熟したほうがいいのかな?どうやら桃は熟期に達すると木の一番上から熟していって、日照時間が短くなると木から離れて果実袋の中で熟れていくようです。

桃の川中島白桃の重さを測定
桃の川中島白桃の重さを測定しました。この桃の重さは154gありました。

イチジクのロードスの重さを測定
イチジクのロードスの重さを測定しました。このイチジクの重さは37gありました。

桃の川中島白桃の糖度を測定
市販の川中島白桃は硬めの桃らしいですが実際に収穫してみるとふにゃふにゃしていてたいへん柔らかくなっていました。川中島白桃の糖度を測ってみました。今回の川中島白桃の糖度は10度のものと、8.8度のものとがありました。市販の桃の糖度は14度前後なので、軒下に避難したり鉢土がすぐ乾燥したり葉の枚数が足りなかったりするなどして糖度が上がらなかったようです。一口だけ桃を食べてみました。前回の糖度7度台の桃より甘かったものの、甘味薄いけど、おいしい桃の味がしました。

イチジクのロードスの糖度を測定
イチジクのロードスも糖度が20度のものと、24度と乗っておりましたが昨日の降雨で果実内の水分が多く、風味は前回までの猛暑の最中に採れたものより青臭かったです。裂果しまくりでもロードスの糖度は20度以上で安定しています。おそらく完全に植木鉢の土を乾燥させなければロードスも乾湿の差による裂果を抑えられるのではないかと思います。このことから来年の鉢植えのイチジクと桃にはトマトの野菜用に売られている雨よけトンネルを試みようと思います。

桃のゼリー
糖度不足のようなので白ワインとレモンと少々の砂糖とゼラチンを使い、桃のゼリーを作ってみました。レモンを振りかけておいた桃を砂糖と白ワインで煮込み、仕上げにアルコールを飛ばしていない白ワインを入れてみました。見た目は何とも高級な桃のゼリーです。味は・・・ちょっとレモン汁を入れ過ぎて酸味が多すぎたかな?と思ったけど冷えると酸味は穏やかになってワインの何ともいえない高級なデザートとなりました。

桃の肉球
にくきう

もしも庭がもっと広かったら・・・あれもこれも栽培できたのに。もしも十分な広さの庭があれば、収穫期ごとに1品種ごとの桃を1鉢ずつ栽培できたらどんなに幸せなことでしょう。ラストの写真は画像処理でアートっぽくしてみました。

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