ブルーベリー剪定のお勉強

ブルーレカの初収穫とチャンドラーの摘果


きょうは、ブルーベリーが冬季剪定前後と、どのように変わったかについて調べてみることにしました。



これからのブルーベリーの剪定を考える材料にもなりそうです。




失敗例をなぜ失敗したかについて考えておりますので
あまり楽しい内容ではないかもです。







Suziblue blueberry
スージーブルー

スージーブルーは横に開帳するようです。
購入時に3本あった主軸枝は、1本になりました(汗)
2本目の角度の浅い主軸枝は切りすぎたせいで芽吹きかけて、そのまま力尽きて枯れました。
いくつかのブログを拝見させていただくと、短く切ったら元気なシュートが生えてきた!
とありましたのに・・・同じようにならなくてがっかりしておりますw


スージーブルーのアップ(左半分)

太めの枝が出ています。

横に枝が開帳する性質まで考えて剪定しなかったので
主軸枝は株元の立枝に栄養が集中したようです。
もし細枝を残していたら、どうなっていたでしょうか。


剪定前の、購入時のスージーブルーです。

1枝を除き、細い枝ばかりでどうしようもない形状でした。

確かなことはいえませんが、角度の浅い主軸枝ほど細枝が出るのではないかと思います。
中央の太い1本の枝を切ったところから、横に2本枝分かれしました。














Southern splendour blueberry
サウザンスプレンダー

購入時に2本あった主軸枝が1本に枝が減ってしまいました(爆)
でも1本のほうが栄養が集中して元気よくなったみたいです!?
今からでも2本目の主軸枝がでないかな~



サウザンスプレンダー、剪定前の購入時の姿です。

今思えば切りすぎたかな・・・右の枝はもっと残しておけばよかったです。
今年は真ん中の一番大きな枝がたくさん枝を出しながら育ちました。













Robeson blueberry
ロブソン

思ったより樹勢が弱く、
失敗しました!
今からびよーんと軸が出てきてくれないかな!?
購入時より葉が黄色いような・・・肥料、やりすぎたのかな。
これでは来年も1粒くらいしか実らせられないっ。

(きっと、これからが本番だね!)

ロブソンの株元

私の予定ではここから強い枝がでるはずだったのですが、
ロブソンの予定にはそんなつもりはなかったようです。

やはり角度の浅い軸から強い枝は出ないようです。



ロブソン、購入時の剪定前の様子。

今思えば、右の太い枝以外は先端を切り詰める程度にしておき、何もすべきではなかった!











Brigitta blueberry
ブリジッタ(セール苗その後)

あまり去年と変わりがないような。
1本だけ元気のよい太い枝が出ているのが唯一の救いです。

試しに2次伸長を期待して、中央の太い1本を節が詰まっていて太いところで摘心してみました。
(細枝しか出なかったりしてw)


ブリジッタ 植え付け時の様子






植木の本には、今は1次伸長が止まった頃と書いてありました。

ということは、また伸びるということ!








この時期につまようじサイズの細枝を摘んだらどうなるかとても気になります!







超気になるので、ちょっとだけ細いまま固まりそうな枝を摘んでみました。


(探求心も程々にしておいて、ブルーベリーのご本の通り何もしないほうがよさそうです)








ブルーベリーの緑枝挿し(挿し木)

学習したばかりの緑枝挿しをやってみました。
オニール、オニール・・・そしてオニール。
ブルーレカ、パウダーブルー。

オニールが粒が大きくよかったのでもう1本ほしくて・・・オニール多めに挿しました。

いつも水遣りが適当なので、挿し木が成功しない確率のほうが高そうです。





Chandler blueberry
チャンドラー


チャンドラーの様子です。
コガネムシの食害により、枝葉の伸長がありませんでした。
皺になった果実は回復しそうにないので摘果しました。
摘果したチャンドラーの糖度は水分が抜けており糖度18度でしたが
酸味たかくおいしくなかったです。
樹上で酸味を抜けば、ブルーベリーの乾物になっておいしくなったかもしれません。
楽しみにしていたのに20粒くらい減る見込みでガッカリです。

昨年はそれほど美味しいとは思わなかったので、
今年の味覚に期待しています。


BlueReka blueberry
ブルーレカの様子です。

味見程度に、と思って実らせましたが、果実が付いた枝は新枝がでないのです。
(プロにとっては当たり前のことですね・・・)

来年用の結果枝は右上の萌黄色の枝になるかと思います。

このことから、実らせる枝と、生長させる枝は区別して育てなければいけないとわかりました。



ブルーレカは酸味があるようですので、ジャム用、加熱調理用として期待しております。
酸味が強くてお料理したら、きっとおいしいかも!





O'Neal blueberry
オニール

札は2品種見えますけど写っている果実はオニールのものです。
オニールは大粒で、ブルーレかよりもひとまわり大きく、
見ているだけで嬉しくなります。
(購入時は中粒でした)

大きければ美味しいというわけではありませんが、
オニールだけは見た目がおいしそうなので、嬉しくなります。

当庭でのオニール熟期は6月中旬のようです。




Cape Fear blueberry
ケープフェア

食用としては期待しておりませんが、前より大きくなった気がします。
でもそんなに大きくはなっていないです。

地植えのブルーベリーはいろいろ制約が入るので、生長は遅いように思います。





Rahi blueberry
ラヒ

ラビットアイのラヒ(写真上部の薄緑の木)です。

ラビットアイはどの品種も勢いがありません。
既存の枝に葉を付けているだけという感じです。
ラヒに関しては、果実をつけていないのにこんな調子です。
鉢植えのブライトウェルも、果実は昨年より多くついたものの、木の勢いがないです。

しかし
1品種だけすごく元気なラビットアイがあって、その1本だけは生き生きとしております。
しかもまずさでは折紙付きの品種不明のこの木は昨夏主軸枝を2本も増やして今年はそこから強い枝が伸びて元気いっぱい!(3本ほど摘心しました)






どこのおうちでもラビットアイはこんな感じでしょうか!?






ラビットアイは剪定を見直したほうがよいかもしれません。
木が小さいうちは、細枝もつけておいたほうがいいのかも。
剪定は先端を切り詰める程度でやめておいたほうがよさそうです。




最初にこの品種不明のラビットアイを育てたことで、ブルーベリーはまずい、何年たっても大きくならないし、道端の木の実と同程度の味という印象が自分の中で10年くらい固定化されてしまったようで、果実の大きなハイブッシュを育てるまでは、栽培困難な植物と思い込んでおりました。



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