サツマイモの味と品種

サツマイモの味と品種、味比べと栽培メモ

あたらしい情報があればこちらに書き足したいと思います。サツマイモを栽培して味見した感想です。

サツマイモ、クイックスイート

クイックスイート

クイックスイートの焼きいも

虫害を受けやすい。冬季に腐りやすい。だがストーブの上に乗せてじっくり焼いたときの甘さは格別なものがあり、ねっとり系。だが皮も中身も見た目の美麗さはない。煮ても揚げても煮崩れするので焼き芋や菓子づくり以外の用途は難しい。

虫害があるため一年作付を休んだが、この味を求める家族の要望で再びレギュラー入り。

サツマイモ、ベニハルカ

ベニハルカ

収穫後一カ月から熟成させてから食べないと甘くなかった。クイックスイートのような極甘ではなくフルーティーでしっとりしている。無農薬でも芋の品質はクイックスイートを上回る。ねっとり系でフルーティーでおいしい。クイックスイートよりは焼いたときの中身も美しい。

クイックに比べて当地では糖度が乗らない、家族も好まないので作るのをやめました。

サツマイモ、カンパチ

カンパチ
カンパチの焼きいも
収穫後一カ月寝かせてからストーブで焼いて食べるとさつまいもらしい甘い香りと味がして旨い。だが収穫直後に焼くとパサパサで食べられたものではない。細い芋が多く、半分くらいは細い芋だった。太りにくい性質があるので肥料は与えたほうがよいように思う。甘露煮サイズの芋が多く収穫できた。見ての通り煮物向きのサツマイモである。カンパチを焼き芋にしたときの香は甘く素晴らしい

このカンパチ、保管中に太っちょねずみに食べられて不潔となりあえなく廃棄処分。香気がよいせいかネズミはクイック、紅はるか、黄金千貫には見向きもしなかった。芋が小さいのでリピートは二度となし。肥料が足りなかったか?

サツマイモ、黄金千貫(コガネセンガン)

コガネセンガン
まったく未知の芋だったので栽培してみた。とても大きな芋がごろごろできて掘るのが大変だった。コガネセンガンは温暖地向きの品種で腐りやすいとされる。1月を過ぎると新聞にくるみ発泡スチロールに入れて冷蔵庫の上で保存しておいても朽ちてきたように見えたが保存状態は春になってもきわめて良好だった。天ぷらでがんばって食べてみたが10株分でも食べきれなかった。作るなら5株以下か。揚げたコガネセンガンは旨かったが苗の入手コストも通販しかなく、高いので二度と通販苗では栽培しないであろう。3株くらいでもし地元で販売していればまた作ってみたい。焼酎系芋は焼きいもにはできない。

ちなみにやはり食味が悪く、大量に余ってしまった。翌年の6月になっても軒下に放置でカビなど生えず、ネズミにも無視される。

サツマイモ、安納芋

安納芋(地場産)
何年か前に栽培して収量が極めて少なかったのでそれ以来栽培していない。南国の安納芋は旨かったが地場産の安納芋はそれ以下の味。当地で作るならクイックスイートのほうがまだ甘かった。安納芋は通販で鹿児島以南の青果を買ったほうがいいと思う。

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